北海道ではなじみのある方も多いであろう「ガラナ」。
アマゾン原産の果物「ガラナ」のエキスを使った様々なガラナ飲料が、各メーカーから販売されています。
このガラナの種には天然のカフェインが含まれているのですが、一体どのくらい含まれているのでしょうか。
今回は、ガラナとは何かという基礎知識から、植物のガラナに含まれるカフェインの量や、ガラナ飲料にもカフェインが含まれているのかについて、紹介していきます!
ガラナとは?アマゾンの果実!
「ガラナ」とは、アマゾン川流域の熱帯地方特有の植物の名前です。
果実の見た目が目玉のようで怖いと話題になったりもしています。
このガラナ、地上に産する植物の中では最もカフェインの含有率が高いことで知られています。
植物名 | 部分 | カフェイン含有率 |
---|---|---|
ガラナ | 種実 | 4 〜 5.5% |
コーラ | 種実 | 2 〜 2.5% |
マテ茶 | 葉 | 0.15 〜 1.8% |
コーヒー | 種実 | 0.8 〜 1.75% |
カカオ | 種実 | 0.15 〜 0.4% |
カフェインは、興奮剤、強心剤、利尿剤、強壮剤、健胃剤、整腸剤として有効に作用し、 偏頭痛や神経痛にも鎮痛作用があり、また、動脈硬化の予防にも効き目があるといわれています。
これらの効果があることから、ガラナの種子はブラジル先住民族の間で不老不死の薬として利用されてきました。
20世紀初頭に、ブラジルのアンタルチカ社(現Ambev社)がガラナの実から特有の渋味と苦味を取り除くことに成功し、1921年にガラナ飲料の生産を始めました。
ブラジルではコーラと並ぶ人気を誇る炭酸飲料となっています。
日本でも、北海道を中心にガラナ飲料が親しまれていますね。
ガラナ飲料にはカフェインが含まれている?
では、ガラナのエキスを使って作られるガラナ飲料にも、当然カフェインが含まれているのでしょうか?
実はメーカーによりカフェインの含有量は異なり、カフェインが含まれているものもあれば、ほとんど含まれていないガラナ飲料もあります。
メーカーごとに少し詳しく見ていきましょう。
キリンガラナ
KIRINから出ている「キリンガラナ」は、1982年の発売以来、北海道で長い間親しまれているガラナ飲料です。
ホームページによると、500mlペットボトルのキリンガラナのカフェイン含有量は100mlあたり10mg(参考値)と表示されています。
一般的なコーラに含まれるカフェイン量が100mlあたり約10mgと言われているため、キリンガラナに含まれるカフェインはコーラとほぼ同じ量だということが分かります。
ガラナ特有のフレーバーが強く、シャープな喉ごしも相まって、頭をしゃっきりさせたい!リフレッシュしたい!という方にはぴったりかもしれませんね。
ガラナ・アンタルチカ
逆に、カフェインがほとんど含まれていないガラナ飲料もあります。
ブラジルのAmbev社から出ている「ガラナ・アンタルチカ」です。
100年以上の歴史を持ち、ブラジル国内ではガラナ飲料部門で29.7%のシェアを誇っています。
この「ガラナ・アンタルチカ」のカフェイン含有率は0.0139%となっており、一缶に含まれるカフェインの量は、同量の煎茶やウーロン茶よりも少なくなっています。
カフェインレスであることに加えて、ガラナ特有のフレーバーも控えめになっており、爽やかな飲み口のため、お子さんや妊婦さんでも安心して飲めるガラナ飲料です。
「すっきりリフレッシュしたいけど、カフェインはあまり摂りたくない」という方にもおすすめです!
日本ではカルディやドン・キホーテなどの一部店舗で扱っており、ネットでも買うことができます。
ガラナ・アンタルチカについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめ!
大量購入ご希望、業者様、飲食店様などのお問い合わせは以下からお願いいたします!
卸価格のお問い合わせはこちら!ガラナとカフェインについて まとめ
ガラナの種子にはカフェインが含まれていて、その含有率は地上の植物では最も高くなっています。
日本で買えるガラナ飲料に含まれているカフェインの量は、メーカーによって異なるため、お好みやシーンによって選んでみてはいかがでしょうか。
コメント
[…] ※2 ガラナのカフェイン量は?ガラナ飲料にもカフェインは入っている? | AraiMart – https://araimart.com/apps/note/guarana_caffeine/ […]