イタリアワインの鑑評家「ルカマローニ」とは？気になる評価基準

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イタリアワインの重要人物ルカ・マローニとは

イタリアワインが好きな方なら一度は耳にしたことがあるかもしれない名前「ルカマローニ」。彼の評価ポイントが高いワインは「ハズレなし！」と評判です。

いったいどんな人物なのでしょうか？この記事で見ていきましょう。

イタリアワインの評価において極めて重要な存在となっているルカ・マローニ（Luca Maroni）氏をご紹介します。

ルカ・マローニ氏は、イタリアのワイン、フード界の重鎮といわれた故ルイジ・ヴェロネッリ氏に師事。1987年から1989年にかけて、「L’Etiquette」誌にルイジ氏と共同で記事を執筆していました。

その後、イタリア初となる”テイスティングによるワインガイド”を創刊し、最初の4号の編集長を務めます。

1990年9月、彼は自身の出版社であるLM edizioniを設立し、ワインとテイスティングを学び鑑賞するための定期誌「The Taster of Wine」を創刊しました。

1993年には、「ベストイタリアワイン年鑑（ANNUARIO DEI MIGLIORI VINI ITALIANI）」を出版。以降、現在に至るまで毎年発表されています。

彼が手がける評価誌「ANNUARIO DEI MIGLIORI VINI ITALIANI」は、消費者志向の評価が行われ、手頃な価格で入手可能な多くのワインが取り上げられているので、コストパフォーマンスの高いイタリアワインを見つけるための理想的なガイドとされています。

ちなみに、1988年から2016年にかけて、ルカマローニ氏は約30万本以上のワインをテイスティングした（※公式サイトより引用）とのことです！

ルカマローニ氏の評価手法は、ワインの品質と魅力に焦点を当て、一貫性、バランス、完全性の3つのカテゴリーに分類されています。これらのカテゴリーはそれぞれ33点で評価され、総合で99点が最高得点とされています。

一貫性の高いワインは色彩、香り、味わいが豊富で、緻密で粘り気のあるテクスチャーを備えているとのこと。

ワインのバランスは、甘さ（または丸み）と酸味、苦みの組み合わせで評価されます。

ワインの完全性は、醸造プロセスにおいて果実味と純度が損なわれていないかをアロマや風味から判断します。

92～99点　めったに出会えない最高のワイン

82～91点　最高のワイン

70～81点　評価するべき良質なワイン
※75点以上のワインは買うべきワインとしています

この評価基準は複雑ですが、ルカマローニ氏が高く評価するワインは一貫して高水準で、他の評価誌と比較してもはずれが少ない特徴があります。

さらに、1000円台や2000円台で手に入るリーズナブルな価格帯の高評価ワインも多く存在し、コストパフォーマンスに優れたイタリアワインを探す際には、ぜひこの評価を参考にしてみてください。

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