東南アジアが原産の南国フルーツであるマンゴスチンは、「果物の女王」とも呼ばれており、世界三大美果の一つとしても知られます。
白い果肉が美しく、甘さと酸味のバランスが絶妙な魅力満載のフルーツ「マンゴスチン」の食べ方や、買うときの選び方、保存方法などについて紹介していきます。
マンゴスチンの味の特徴。甘さと酸味、食感はどう?
マンゴスチンは、甘みと酸味のバランスが絶妙で、繊細で上品な風味を持っています。
果実はしっとりとした食感で、一口食べると口の中で広がる濃厚な甘さが特徴的です。さらに、わずかに感じられる酸味が後味を引き締め、食べる人を夢中にさせます。
マンゴスチンは、ライチに似た味わいを持っていますが、ライチよりも柔らかく、とろけるような食感があります。その独自の風味と芳醇な香りは、果物愛好家にとってはまさに至福のひとときを提供してくれます。
マンゴスチンの食べ方、切り方
マンゴスチンの皮と種は食べれる?
残念ながら、マンゴスチンの果皮と種はそのまま食べることができません。
果実を食べるためには、取り除く必要があります。食べ方を見てみましょう。
マンゴスチンの皮の剥き方
マンゴスチンの厚くて硬い皮を剥く方法はいくつかあります。
一つ目は、果実に水平に切り込みを入れ、両手で果実をひねるようにして開ける方法です。包丁で果肉を傷つけないように注意しましょう。
二つ目は、包丁を使わない方法です。ヘタを上に持って、果実を上下から押します。そうすると果皮に割れ目が入ります。割れ目の両サイドを持って、片方の皮を取ります。
皮の色素は、衣服についたりすると落ちにくいので、気をつけてください!
マンゴスチンの種の取り方は?
マンゴスチンの中には大きな種が含まれていることがあります。
種を取る際には、包丁の背を使って軽くたたくと、種が簡単に取れます。種の周りについている白い膜は苦味があるので、できるだけ取り除くようにしましょう。
マンゴスチンの栄養素について
マンゴスチンの主な栄養素
生のマンゴスチン 100gあたりの、代表的な栄養素の参考値です。
-エネルギー 71kcal
-たんぱく質 0.6g
-脂質 0.2g
-炭水化物 17.5g
-食物繊維 1.4g
-カリウム 100mg
-マグネシウム 18mg
-リン 12mg
-葉酸 20μg
-ビタミンB1 0.11mg
-ビタミンC 3mg
参照サイト
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html
マンゴスチンに期待される健康への効果・効能
マンゴスチンに含まれる栄養素と、その栄養素に期待される効能について紹介します。
– ビタミンB1:炭水化物の代謝を促す働きがあります。脳や神経機能の維持やストレス解消などの効果もあります。
– ビタミンB2:三大栄養素の代謝を促す働きがあります。皮膚や粘膜の健康維持やエネルギー生成などの効果もあります。100gあたり0.03mgと少量ではありますが、マンゴスチンに含まれています。
– ビタミンC:抗酸化作用や免疫力向上などの働きがあり、100gあたり3mg含まれています。コラーゲンの合成やストレス対策などの効果もあります。
– パントテン酸:ビタミンB5とも呼ばれます。三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)の代謝を促す働きがあります。善玉コレステロールを増やしたり、皮膚や粘膜の健康維持などの効果もあります。
– カリウム:浸透圧の調節や血圧降下などの働きがあるほか、塩分の排出や筋肉の収縮などの効果もあります。
– マグネシウム:神経伝達や筋肉の収縮などの働きがあります。血圧降下や便秘改善などの効果もあります。
– リン:骨や歯を形成する働きがあります。エネルギー代謝や神経伝達などの効果もあります。
– 葉酸:赤血球を作る働きがあり、マンゴスチンには100gあたり20μg含まれています。貧血予防や胎児発育などの効果もあります。
また、マンゴスチンの果皮にはキサントンというポリフェノールの一種が豊富に含まれています。キサントンは抗酸化作用や免疫力向上などが期待されています。果皮はそのまま食べることはできませんが、乾燥させてお茶にしたり、果皮を加工した食品から栄養を摂取することができます。
ちなみにマンゴスチンの果皮が一番、自然界で一番多くキサントンを含むそうです。
マンゴスチンの保存方法と注意点
マンゴスチンの保存方法は?日持ちしない?
冷蔵保存:マンゴスチンは乾燥に弱いので、水分を保つために濡らした新聞紙で包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。この方法で約1週間ほど持ちます。
冷凍保存:マンゴスチンは丸ごと冷凍することができます。冷凍する前に皮に切り込みを入れておくと、解凍時に果肉を取り出しやすくなります。ラップでしっかりと包んでから冷凍庫で保存します。この方法で約1か月ほど持ちます。
マンゴスチンは新鮮なうちに食べるのが一番おいしいですが、保存方法を工夫すれば長期間楽しむことができます。ぜひ参考にしてください。
マンゴスチンの旬の時期
マンゴスチンの旬の時期は地域によって多少異なりますが、日本での食べごろと言われているのが5月~8月。この時期には新鮮で美味しいマンゴスチンが出回ります。
日本ではあまり見かけませんが、通販で購入することもできます。ただし、マンゴスチンは傷みやすい果物なので、購入したら早めに食べるようにしましょう 。
マンゴスチンの食べごろの見分け方
マンゴスチンは、皮の色や硬さで食べごろを見分けることができます。食べごろのマンゴスチンは、果皮が赤紫色や濃紫色をしていて、表面に黒い斑点があるものです 。黒い斑点は熟度の目安で、多いほど熟しています 。
また、皮を軽く押したときに柔らかくて弾力があるものも食べごろです 。逆に、皮が緑色や黄色をしていたり、硬かったりするものは未熟です。未熟なマンゴスチンは味が酸っぱくて苦いそうです。
マンゴスチンを買うときの選び方と注意点
マンゴスチンを買うときは、以下の点に注意して選びましょう。
- 皮の色や硬さ:前述したように、皮の色や硬さで、食べごろを見分けることができます 。赤紫色や濃紫色で柔らかくて弾力があるものを選びましょう。傷や変色が無いかどうかも要確認です。
- 花萼(かがく):花萼とは、果実の先端にある花弁のような部分です. マンゴスチンでは花萼の数が果肉の数と同じことが多いです 。花萼の数が多いほど果肉が多くてお得です。
- ヘタ:ヘタが茶色いものは、収穫後から時間が経っています。輸入しているものは多少の色の変化は仕方ないかもしれませんが、ヘタ全体が枯れたものは避けて、なるべく緑色のものを選ぶようにしましょう。
マンゴスチンの美味しい食べ合わせ
マンゴスチンは、そのまま食べるのが一番おすすめですが、他の食材と合わせることで、さまざまな味わいを楽しむことができます。以下に、マンゴスチンのおすすめの食べ合わせを紹介します。
マンゴスチン×ヨーグルト
ヨーグルトとマンゴスチンを混ぜると、酸味と甘みのバランスが良くなります。ヨーグルトには乳酸菌やカルシウムなどの栄養素が含まれており、マンゴスチンにはビタミンB1やカリウムなどの栄養素が含まれています. これらの栄養素は相乗効果で健康に良いと言われています。ヨーグルトとマンゴスチンは、朝食やデザートにおすすめです。
マンゴスチン×アイスクリーム
アイスクリームとマンゴスチンを合わせると、冷たくて甘いデザートになります. アイスクリームはバニラやココナッツなどのフレーバーがマンゴスチンと相性が良いです。
アイスクリームとマンゴスチンは、暑い日や気分転換におすすめです。
マンゴスチンの主な産地とその特徴
東南アジア(特にタイ、マレーシア、インドネシア)
マンゴスチンは、東南アジア地域が主要な生産地であり、特にタイ、マレーシア、インドネシアなどの国々で広く栽培されています。原産はスンダ列島やマレー半島周辺と言われています。
タイでは古くから栽培され、輸出国としても有名です。日本が輸入しているのもほぼタイ産だそうです。
これらの地域は温暖な気候と高湿度の環境を提供し、マンゴスチンの栽培に適しています。
マンゴスチンは日本でも栽培可能?
マンゴスチンは、温度や湿度など生育環境条件が限られるため、日本国内での栽培は難しいとされています。沖縄県などは熱帯フルーツの栽培が盛んですが、いまだ成功していないようです。
日本で入手は?手軽にマンゴスチンの味を楽しみたい方へ
マンゴスチンの日本への輸入について
生のマンゴスチンの果実は2003年4月に輸入解禁となりましたが、害虫駆除のために蒸気による熱処理が必要でした。
しかし2023年8月から、果皮に傷がなければ、熱処理なしで輸入ができるようになりました。このことで、より新鮮な状態のマンゴスチンを手に入れられるようになったとのことです!
当店で人気のFOCOマンゴスチン ドリンク
マンゴスチンは日本に輸入されているとはいえ、なかなか手に入りづらいのが現状です。でも、ジュースなら年間通して手軽に楽しむことができます!
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