アレンテージョの実力派。最大手ワイナリーカルミン社とは

ポルトガル カルミン ワイナリー ワイン

果てしない地平線が美しい穀倉地帯のアレンテージョは、ポルトガル語で、Além(向こう側)+Tejo(テージョ川)を意味し、首都リスボンから見て南にあるテージョ川の対岸以南に位置します。

15世紀末までポルトガルがイスラムから領土を取り返すレコンキスタ(国土回復運動)が行われましたが、一番最後までイスラムが残り続け、イスラム文化を今に伝える地域となっています。

そんなアレンテージョはコルクの生産地としても知られ、ワイン愛好家にはちょっと知られた地域でもあります。

古くは小麦畑だったこの地方でもブドウ作りが盛んになり、近年アレンテージョでは、資本の投入や醸造技術の革新によって、品質の高いワイン造りが行われ始め、多くのワイナリーが急速に進化し始め、世界的に注目されつつあるエリアとなっているのです。

そのアレンテージョに品質・生産量ともにポルトガルで最高レベルのワイナリーがあります。それがカルミン社(Carmim)です。

ワイン王国として知られるポルトガルで、世界的なワイナリーにまで成長したカルミン社について見ていきましょう。

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世界でも認められている一流ワイナリー

カルミン社は、1971年にこの地域の60のワイン生産者グループによって、ワインを生産および販売することを目的として創立されました。

3,600ヘクタールのブドウ園と、900人の従業員を擁するカルミン社は、ポルトガルでは決して長くない歴史にもかかわらず、卓越したワインの代名詞とも称される、ハイクオリティなワインを製造することに成功しています。

ポルトガル国内の市場でも、上質なワインの分野でリーディングカンパニーとして、その存在感を示しています。

ポルトガルの3大ワイナリーの1つに数えられ、アレンテージョ地方では最大の規模を誇ります。白、赤、早飲みからレゼルヴァ、リキュール、ロゼ、スパークリングワインなど、74種類にも及ぶワインを、年間平均にして約1,800万リットルの生産し、世界34か国に輸出しています。

そして、その生産量もさることながら、ポルトガル国内のみならず、国際的なコンテストも合わせ600を超える賞を受賞しているのです。

このことからも分かるように、その味と品質を作り出すカルミン社は世界的に見ても一流ワイナリーと言えます。

カルミン社の一級品ブドウはこうして作られる

アレンテージョに位置するカルミン社のブドウ園の土壌は主に花崗岩で、石英片岩に似た土質のエリアもあり、土壌の肥沃度は中程度です。ブドウ園には太陽の日差しが効果的にあたる穏やかな傾斜があり、機能的な自然排水を作り出しています。

この地方の気候は、年間平均気温が15.5〜16℃で地中海性および大陸性気候で、乾燥しした空気に覆われ、最高気温が42.1℃、最低気温は-5℃と、夏と冬の寒暖差が特徴的な地域にブドウ園は位置しています。

平均年間降水量は約580 mmで、特に冬場に集中して雨が降ります。また、平均日照時間は3000時間/年と、ヨーロッパのなかでも最も長く、この環境がブドウの生育にも大きく影響しています。

ブドウ園の苗木は、農薬の使用を極力少なくし、環境に優しい農法で栽培されています。この栽培方法はアレンテージョの暖かく乾燥した気候にマッチし、ブドウの成長を促す効果があると言われています。

アレンテージョの土着のブドウはもちろんのこと、多品種のブドウが、高い品質で育てられていて、特にレゲンゴス・デ・モンサラーシュのテロワールを、環境に合わせて合理的に管理することに成功しているます。

このことからも、カルミン社が地域に根差したワイナリーであることが伺えます。

レゲンゴスというブランドの持つ力

ポルトガルのDOC(原産地呼称管理法)の一地域である、レゲンゴス・デ・モンサラーシュの土着ブドウの品質管理に携わる人的リソースや、8ヘクタールにおよぶブドウ園は、カルミン社にとって大切な資産となっています。

その証ともいえるのが、園内で一際目を引くレゲンゴス専用のワインセラーです。

そして、最高のテクノロジーを兼ね備えたDOCワインの瓶詰め用の建屋もまた、かけがえなのない資産なのです。

1日あたり150万キロのブドウを醸造し、1時間あたり21,000本のボトルを瓶詰めを可能としているのはこの最新鋭の設備があるからに他なりません。そして最大3,300万リットルものワインを貯蔵することができるのです。

巨大ワイナリーとなったカルミン社のワイン造りは、レゲンゴス・デ・モンサラーシュ地域の経済開発において最も重要な事業の1つであり、関連する農業会社やその家族の重要なハブとして機能しているのです。

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

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日本で飲めるカルミン社のワイン

世界でも有数のワイナリーとして名を連ねる、ポルトガルが誇るカルミン社のワインが日本でも飲むことができます。ポルトガルの大地と、醸造家たちの情熱が育んだ、温かみ溢れるワインをご紹介します。

レゲンゴス セレクション【白】

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション 白】

レゲンゴス セレクション 【赤】

色調は透明感のあるガーネット色。野生のブドウ、チョコレートやコーヒー系のコクのある心地よいアロマが特徴で、やわらかいタンニンと上品な味わいが楽しめます。実はこのレゲンゴスという赤ワインは、イタリアの作家、アントニオ・タブッキの小説『レクイエム』に登場しています。文学作品に思いを馳せて、読書しながらワインを飲むのも楽しいかもしれません。

産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:トリンカデイラ40%、アラゴネス40%、アリカンテ・ブシェ20%

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション 赤】

日本でも飲めるポルトガルのワイン

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。

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ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

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